すべての旅路

1871年12月 - 1873年9月

北米

1872年1月 - 1872年8月

サンフランシスコ

使節団がサンフランシスコに到着すると、夜明けの風景の中から霧のベールに包まれたゴールデンゲートが彼らの目の前に姿を現し、その荘厳な美しさで彼らを魅了しました。使節団は息を呑むようなアメリカの最初の景色を体験した後、アルカトラス島の砲台から放たれた15発の祝砲で歓迎を受けました。

Golden Gate entrance to San Francisco, 1891, Source: Shepp's Photographs of the World, Globe Bible
Publishing Co. Philadelphia

ソルトレイクシティ

ロッキー山脈での雪の吹き溜まりで列車が埋もれてしまったために、2月4日から22日まで使節団はソルトレイクシティで立ち往生することとなりました。雪が溶けた後も、列車が洪水で被害を受けた箇所を修理するのにさらにもう1日要したため、それまで待たなくてはな李ませんでした。ソルトレイクシティに滞在中、使節団はモルモン教について知見を広げ、礼拝所を訪れて街の創始者でありモルモン教の卓越した指導者であったブリガム・ヤングに会いました。

Image: South-East view of Salt Lake City,
1880s, Source: L. Tom Perry Special
Collections.

シカゴ

使節団がシカゴに到着した時、複雑に張り巡らされた鉄道網や街を埋めつくす多くの人と馬車に感銘を受けました。しかし、その街は、17000もの建造物を焼き尽くし、300人の命を奪い、100000人の住む家を奪ったシカゴ大火から未だ復興している最中でした。

Image: Chicago following the 1871 fire, 1871, Source: Library of Congress.

米国東部
After a long journey aboard the SS America from Yokohama, Japan, the group arrived in San Francisco on January 15, 1872. Next, they traveled by train, making stops at Salt Lake City and Chicago, until they eventually reached Washington, D.C. on 29 February.