角南壮一

Year: 1885-1971

岡山県出身。1905年に渡米し、1907年にシアトルのフォッコ・タダマの画塾に学ぶ。写真に興味をもつ一方、シアトル・アート・クラブにも所属し絵を学ぶ。1918年にエラ・マクブライド(Ella McBride)のスタジオに勤める。1920年と1922年にフレデリック・アンド・ニルソン・サロンの展覧会に写真作品を出品する。1922年にニューヨークに移り、写真家ニコラス・ミュライー(Nicolas Muray)のスタジオで働きながら、アート・スチューデント・リーグに通い、ジョン・スローンに師事する。1925年から1931年の独立美術家協会展、1925年のサロンズ・オブ・アメリカ、1927年、1935年の紐育新報社の邦人美術展覧会に絵画を出品している。ニューヨークの5番街15丁目にスタジオを開いた後、マーサ・グラハムの写真を撮影する。1930年からニューヨーク近代美術館(MOMA)の専属写真家となる。1971年にニューヨークで死去。

参考:Martin, David F. and Bromberg, Nicolette. Shadows of a Fleeting World: Pictorial Photography and the Seattle Camera Club (WA: University Washington Press, 2011)、『紐育新報』、『日米時報』

このエントリーは、デジタル企画展「戦前期ニューヨークの日本人画家たち-1910年代から1940年代までの芸術の軌跡-」で紹介されたものです。

出典: Courtesy of Wikipedia (Public Domain Image).
Added Date: 03/02/2024