霜鳥之彦(正三郎)

Year: 1884-1982

東京都出身。東京府立第一中学校を卒業し、1905年に京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)に入学、浅井忠に師事する。同校卒業後1906年に牧野克次に伴い渡米し、ニューヨーク・スクール・オブ・ファイン・アートとアプライド・アーツで油彩画と図案を学ぶ。1909年から1920年までニューヨークアメリカ自然史博物館で海洋動物標本模型の制作のための写生と色彩に関する技術員として勤務する。また同時期にナショナル・アカデミー・オブ・デザインで学ぶ。ニューヨーク水彩画クラブ、アメリカ水彩画協会の展覧会、1917年、1918年の紐育日本美術協会の展覧会に油絵と水彩を出品する。1920年に帰国後は京都高等工芸学校で教鞭をとる。1982年に京都で死去。

参考:霜鳥之彦遺作展実行委員会 『霜鳥之彦遺作展―遺作展記念画集』(展覧会図録) 京都府立文化芸術会館 (1983)、「霜鳥之彦 日本美術年鑑所載物故者記事』(東京文化財研究所http://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10132.html (閲覧日 2023,12,31)

このエントリーは、デジタル企画展「戦前期ニューヨークの日本人画家たち-1910年代から1940年代までの芸術の軌跡-」で紹介されたものです。

Added Date: 03/02/2024