浜地清松

Year: 1885-1947

和歌山県出身。1901年に兄を頼ってアメリカ西海岸に渡る。働きながらサンフランシスコのサンノゼ・ハイスクールに通い、在学中に描いた絵が教師に認められたことがきっかけとなり、ボストン美術学校付属の美術学校で学ぶ。同校卒業後はニューヨークで活動する。1917年の独立美術家協会に出品。1917年と1918年の紐育日本美術協会の展覧会、1927年の紐育新報社の邦人美術展覧会に出品する。1927年にパリに移り、サロンに出品する。1928年に帰国した後、帝展に出品した《赤い帽子》が特選となる。1947年に和歌山県古座町で死去。

参考:東京都庭園美術館 『戦後50年企画 アメリカに生きた日系人画家たち—希望と苦悩の半世紀1896-1945』(展覧会図録) 日本テレビ放送網 (1995)、奥村一郎「浜地清松のこと ニューヨーク、パリ、東京、和歌山」『和歌山県立近代美術館ニュース』」No.107 (2021)

このエントリーは、デジタル企画展「戦前期ニューヨークの日本人画家たち-1910年代から1940年代までの芸術の軌跡-」で紹介されたものです。

Added Date: 03/02/2024