二代目野村徳七は、現在の野村ホールディングスの創業者として知られている。 野村は、まだ学生であった1908年に訪れたニューヨークに深い感銘を受けた。1925年に野村證券を設立し、その2年後にはニューヨークに出張所を開設した。 開設後しばらくの間は、日本における外貨建て債券の売買の拠点として出張所は賑わっていた。しかし、1936年に国際関係の緊張が高まったため出張所は一旦閉鎖され、戦後も米国では数々の困難が待ち受けていた。現在、ニューヨークには野村ホールディングスの子会社であるノムラ・ホールディング・アメリカInc.の本社が置かれている。 写真は当時のニューヨーク出張所の面々である。(１９３５年)