門脇ロイ(本市)

Year: 1885-?

鳥取県出身。1909年に東京の三越百貨店のテイラーとしてシアトルに渡る。渡米後の詳細は不明だが、1934年、1936年のサロンズ・オブ・アメリカ、1935年、1936年の紐育新報社の邦人美術展覧会、1937年のWPAから解雇された中国と日本の芸術家の展覧会、1938年のニューヨーク市民美術展覧会第31回展覧会に出品。WPAでは静物画や風景画を制作した。ニューヨーク日本人修道会の会員。1927年に「ライティング・アペラタス」という電灯装具を発明し、フィラデルフィア特許局から特許を取得した。日米開戦後、ニューヨーク在住の日本人芸術家委員会が出したアメリカに忠誠を誓う声明文に署名がある。

参考:『紐育新報』、『日米時報』、http://www.ancestry.com

このエントリーは、デジタル企画展「戦前期ニューヨークの日本人画家たち-1910年代から1940年代までの芸術の軌跡-」で紹介されたものです。

Added Date: 03/02/2024