日本人の曲芸師

Year: 1904

「東洋の男性と少年は、庭園又は公園の背景画の舞台上で歩き、まるで観客がいるかのように、カメラに対して軽く会釈をして、絹のジャケットを脱ぐ。二人は薄い色のスリッパと黒いタイツとレオタードを履き、また、男性は灰色のパンツを履き、少年は腹巻きをしている。背中をマットの上に横たわり、男性は少年を足の上に乗せてジャグリングで回す。 少年は、ボールを押し込んだような姿勢で回る,腹臥位から縦に反転する、立った状態から仰向けに寝て両足と腰を上げ、両手で背中を支えて逆立ちする、立った状態から座った状態に宙返りする,男性の手足を掴んで繰り返しさっと反転する、その他宙返りや回転の一連の動きなどアクロバティックな動きをする。ショーが終わった後、曲芸師は軽く会釈をして一旦舞台から捌けて、再び舞台に戻り、会釈をして舞台から去る。」 「日本人曲芸師は、少年と一緒に幾つかの素晴らしいジャグリングの芸を披露する。男性は地面に仰向けに寝ると少年を足で回し、何度も宙返りさせる。」 (エジソンフィルムカタログ第288号から引用)

出典: 議会図書館
Added Date: 03/15/2021