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平本正次《楽人》(1925年頃)

『紐育新報』には、「楽人の方が踊女よりいい。単純化した線が東洋的にコンヴェンショナライズしている処に特徴がある。(石垣)」 「平本君の三点は俺等に記憶ある作品だが、何時見ても気持が良い。第一アブストラクトの線が気に入ったよ君―之がなかなかむづかしのだからね(渡辺)」(「美術展合評」『紐育新報』1927年2月26日)とあり、日本人芸術家の間でも定評があったことがわかります。