日本郵船株式会社の貨物船

Year: 1950-1960

日本郵船株式会社(日本郵船海社またはNYKライン)は1920年にニューヨーク支店を開設した。写真は1950年代60年代にニューヨーク港で撮影された同社の一部の船舶。 ● 赤城丸(2代目)。戦後活躍した、船名がAから始まる“Aクラス”と呼ばれる貨物船の第一船。戦後初めて日の丸を掲げてニューヨークに入港した。1951年10月、東日本重工業株式会社横浜造船所(現・三菱重工業株式会社横浜製作所)にて竣工された。全長150.50m、総トン数7,592.87トン。写真は1951年にニューヨークへ寄港した時のもの。 ● 相模丸(4代目)。船名がSから始まる“Sクラス”と呼ばれる高速貨物船で戦後最初の船。Sクラスは6年間で15隻建造され、それぞれ主要航路に配船された。1955年4月、三菱日本重工業株式会社横浜造船所(現・三菱重工業株式会社横浜製作所)にて竣工された。全長155.27m、総トン数9,203.34トン。写真は1960年代にニューヨーク港に入港・接岸した時のもの。 ● 讃岐丸(3代目)。戦後の高速貨物船であるSクラス船。1955年5月、三菱造船株式会社長崎造船所(現・三菱重工業株式会社長崎造船所)にて竣工された。全長156.70m、総トン数9,096.62トン。写真は1960年代にニューヨークに寄港した時のもの。 ● 札幌丸(初代)。戦後高速貨物船のSクラス最終船。竣工時は欧州航路で、後にニューヨーク航路で活躍した。1961年10月、三菱日本重工業株式会社横浜造船所(現・三菱重工業株式会社横浜製作所)にて竣工された。全長155.49m、総トン数9,328.99トン。写真は1960年代にニューヨークに寄港した時のもの。

出典: NYK Maritime Museum
Added Date: 06/26/2022